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Special Issue

amstyle dream note 01

キッチンをめぐる少し未来のお話 
2019.10.01 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●一人で行こう、その先へ行こう

清水「高橋さんは仕事でも遊びでも“一人でいることが好き” だそうですが、一人でやるという意味とはなんですか?」
高橋「子どものころから趣味に付き進む人間で、釣り、スキー、格闘技、船、車、なんでも自身で突き詰めたい。ロボットもその延長かもしれませんが、とにかく集中したいということでしょうか(笑)。もちろん仕事は全く一人ではなく、プロジェクトごとに、その目的にあったチームを組んでいます」

高橋「ただ、そうしてチームを組む時に気を付けなくてはならないのは、大勢でワイワイ話しながら民主的に物事を決定すると最終的にとても平均的なものになってしまう、ということです。そんな時にはまた “一人” の考えに立ち返る必要があります
清水「ある意味、アムスタイルの考え方にも通じるところがあるかもしれませんね。汎用的な使いやすさというものに振り回されずに、依頼主の美意識や欲しい空間に耳を傾けて、そこにそっと機能を潜ませる。そんなキッチンづくりをしています」

高橋さんのロボットは、海外から日本を訪れる人たちに東京の魅力を伝える東京都のプロジェクト「Tokyo Tokyo」のポスターに採用されています。他にも2019年の8月には、高橋さんのもう一つのロボット「エボルタNEOくん」が、2020年のオリンピックで実際の会場となるお台場海浜公園でトライアスロンにチャレンジし、当初の目標タイムフィニッシュタイム1時間45分01秒を大きく上回る1時間26分40秒という記録を出しました。「記録」という基準で比較すれば、肉体的にはロボットは人間を超え始めていますが、思考や知能には果てがありません。その先の道は深い思索の道へ続いていくのでしょうか。

 

高橋智隆(たかはし・ともたか)|Tomotaka Takahashi |
2003年京都大学工学部卒業と同時に「ロボ・ガレージ」を創業。代表作にロボット電話「ロボホン」、ロボット宇宙飛行士「キロボ」、デアゴスティーニ「週刊ロビ」、グランドキャニオン登頂「エボルタ」など。東京大学先端研特任准教授、大阪電気通信大学客員教授。

清水克一郎|Katsuichiro Shimizu |amstyle kitchen
アムスタイル代表取締役
2000年アムスタイルキッチンを創設。ブランドディレクターとしてアムスタイル製品のコンセプトワークを手がけている。キッチン、水回り家具にこだわる施主、設計者からの注文に応えてオートクチュールな手法で組み上げたジャパンメイドのキッチンを個人邸宅中心に納めている。

■アムスタイルキッチン サイト https://www.amstyle.jp/

写真=根田拓也
構成・文=本間美紀

【amstyle dream note】はリアルキッチン&インテリアとアムスタイルが、その先の未来について考えるトーク企画です。2019年秋から毎シーズン、代官山のアムスタイルのキッチンラウンジにその道のプロフェッショナルをお招きして、アムスタイル社長の清水克一郎さんと一緒にお話を伺っていきます。

アムスタイルキッチン サイト https://www.amstyle.jp/

写真=根田拓也 構成・文=本間美紀

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