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Special Issue

Arclinea debut in tokyo

アルクリネア─ついに日本上陸
2022.01.19 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●アルクリネアのキッチンを支える2つの思想

アルクリネアで軸となっているのが「ショーキッチン」「ウェットキッチン」という2つの考え方です。

「ショーキッチン」は盛り付けをしたり、肉や野菜をゲストの前で焼いたり、食で一番盛り上がるシーンを見せるというもの。「ウェットキッチン」は実用に徹した、料理最優先のキッチン。このメリハリを使い分けてこその、アルクリネアのキッチンプランです。

下の写真ですが、手前のカウンターキッチンが「ショーキッチン」。

壁側「モドゥス」+手前のキッチン「ラピス」

そして背後に小さな部屋のようなスペースがありますが、これが「ウェットキッチン」。料理をする人はこの小部屋にこもっていれば、水はね、炒め物の音、どんなに激しい料理をしても大丈夫。しかもその中は効率的に動線がまとまっているのです。

ちなみにこの写真のキッチン『ラピス』も長く続くモデルです。キャビネットを組むというキッチンの超基本から抜け出し、一本足で自立する(ように見える)ベースに、ワークトップとテーブルが向かい合うという、画期的な構造です。下の写真ではベースが天然石、前出の写真ではステンレスと、素材で印象が変わります。個人的には、同じデザインでトレンドによって素材が変わるのを見るのも楽しみでした。一時期はカラフルなLED照明が施されたこともありました。

東京のアルクリネアフラッグシップストアにも、「ショーキッチン」と「ウェットキッチン」のコンセプトを実現したフロアがあります。カウンターテーブルと一体になり、料理を眺めながら食事ができるオープンキッチンですが、背後の木製のキャビネットに注目。

東京のフラッグシップストア1階で体験できる「ウェットキッチン」と「ショーキッチン」の空間。

驚くほどスムーズに開く折戸を開けると、このように中はコンパクトなキッチンになっているのです。

さらに中に歩みを進めると、こんなに機能的になっています。まさにキッチンルーム。キッチンはみるみるうちに畳まれる折戸の扉で仕切られています。

そしてアルクリネアが大事にしているのは、デザインだけではなく、「フロー(作業動線)」です。イタリアでアルクリネアのカタログをもらうと、キッチンの平面図が充実しています。美しいイメージ写真が盛り込まれたカタログが多い中、それはとても私の目を引きました。下はカタログの中の図面の一例です。番号で動線が結ばれています。

冷蔵庫、下ごしらえ、加熱調理などキッチンの各ゾーンへ、このキッチンではどう作業が進むのか。人の動きが線で結ばれた図面が掲載され、必要最小限の動きで最高の料理ができるように考えられています。

フローを示した図面が載ったカタログのスタイルは、今なお、2022年時点の最新カタログでも変わることはありません。

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