ヨーロッパキッチンの最新事情02

・ユーロクチーナ会場、小さなブランドの面白さ

ユーロクチーナ＆MDWの２回目。前回の記事でハイミドルキッチンや小さなブランドが面白いと書きましたが、今回は2社、紹介したいと思います。

・ハイミドルキッチンが面白い！

[ ABIMIS ]

アビミスは日本ではまだ知られていませんが、ステンレスのユニークな造形やコンパクトなキッチンを得意として、必ずチェックしています。プロの厨房の使い勝手を家庭に取り入れながら、デザインとカスタマイズに特化したセミオーダーメイドキッチンブランドです。

古い石のシンクとクラシックのキャビネットを再利用しながら、ステンレスでカスタムメイドしたキッチンを組み合わせたリノベーション例。カスタムキッチンなので、ユーロクチーナ会場では一部の標準モデルしか展示されていないため、地味に見えるのですが、事例が面白いなといつも思い、「リアルキッチン＆インテリア」本誌でも紹介したことがあります。

ユーロクチーナ会場ではこんな感じ。プールサイドやラスで使える飲み物専用のバーキッチン「Àtriar　cooktaile version」 です。塩素や海水、紫外線に強い仕様で、マット塗装ができます。グラスクーラーやアイスタンクなど、バーテンダーに必要な専門道具を備えた仕様になっているそうです。

通常の「Atria」は細い脚とフラットで大きなハンドルをもつタイプ。薪オーブンも設置できるそうです。