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Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
《My kitchenhouse》人気のコラボ連載「マイキッチンハウス」。2023年「オートクチュール編」の第1回目です。
春の花がいち早く咲きこぼれる、温かな海沿いの街。自分の思いを込めた家を建てたという真弓さんを訪ねました。
真弓さんは仕事の忙しい夫や高校生を筆頭に幼稚園に通う娘まで、4人の子どもたちとの毎日をすべて切り盛りしています。
「とにかくキッチンにいる時間が長いんです。ならば一番、心地がよい場所にしたい。そんな思いがありました」と真弓さん。
限られた敷地の中で、つながりを持たせながら、キッチンとリビングとテラス、家族の集まる1階を3つのゾーンに分けた間取りです。
キッチンから見たリビングの様子ですが、丸見えにはならず適度な距離感があり、なるほどなあ、と思いました。
目の前がテラスになっていて、明るい自然光が入り、屋外で食事をするときも料理を運ぶ動線がスムーズです。
「年齢も性別もバラバラの家族ですし、夫も忙しい。いろいろな時間に自分たちの好きなことをしているので、大空間よりも、メリハリがあった方が暮らしやすいかな、と考えました」真弓さん。
家の中には双子の兄弟のような2匹の愛犬も走り回っています。
ダイニングとリビングでL型に囲むように、屋外にコンパクトなテラスがあり、自然の風や光を楽しめる場所になっています。
さあ、肝心のキッチンの話に進みましょう。
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