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Milanosalone&MDW2024 01

あなたは誰?と改めて問われる

2024.05.22

・一般市民もインテリアを楽しむミラノの1週間

「リアルキッチン&インテリア」や「リアルリビング&インテリア」の記事のインスピレーションの一つに、ミラノサローネ国際家具見本市やミラノデザインウィークでの取材があります。今年も4月後半に開催され、キッチンやインテリアに関する新しい考え方が発表され、多くの人が訪れます。

海外の渡航の規制が解かれた2024年は、とびきり人が多いように感じました。今年は最終的に35カ国から企業1350社。サローネサテリテ参加デザイナー数600人が参加し、総来場者数は2023年比20.2%増の370,824人でした。これはコロナ禍前の38万人に迫る数字です。

うち半数以上の53.9%が国外からイタリア・ミラノを訪れました。まさに国際見本市の名前にふさわしいフェアとなっています。

ミラノサローネ国際家具見本市では、最終日を土日にあて、一般の人も視察ができるようになっています。一般客は約3万人。基本的には高額なブランドが集まるインテリアフェアですが、全体の1割弱にあたる人数が、一般市民であることに、イタリア人のインテリアに関する意識の高さに驚かずにはいられませんね。

円安の影響でホテルも航空券も滞在費も高騰して日本からの渡航は予算的にも厳しい中、多くの企業やデザイナーがミラノに飛びました。なにがそんなに人々をミラノに惹きつけるのでしょうか?

2024年ミラノサローネやMDWのレポートは、「リアルリビング&インテリア」「リアルキッチン&インテリア」の編集チームの考察も交えながら、読み解いていこうと思っています。

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