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Special Issue

Karimoku Commons Tokyo

カリモク家具のハイブリッドスペース誕生
2021.07.27 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●カリモク“コモンズ”が意味するもの

「“Commons(コモンズ)”という言葉は誰もが共有できるという意味で採用しました。志を同じくする人、同じような価値観を持つ人と一緒に使う場所にしたい。商品を並べて、値札をつけて、カタログを渡して、という通常の家具のショールームや販売店の流れとはまったく違う空間です。誰でもレストランやホテル、お店など、自分がいいなあと思う空間を体験すると、それを自分で再現したくなりますよね。そんな風に自然に空間に感動してもらって、それが選ぶ理由になってくれたら本望です」と加藤さん。

カリモク家具副社長であり、この場所を生み出した加藤洋さん。

さらに加藤さんにはもう一つの想いがあります。それはここで人材を育成すること。本社が愛知県の郊外にあるため、どうしても、いろいろな情報に触れたり、さまざまな人と交流する機会が少なくなります。そこで開発部のスタッフを交代でこのスペースに配置し、多くの人と出会って感度を高めるためのサテライトオフィスとすることを考えました。発信だけではなく、受信もする。この点も含めて、加藤さんはここをハイブリッドスペースと呼ぶのです。さらにここでは設計者やバイヤーなどさまざまな取引先と自由なスタイルで打ち合わせができます。普通のショールームにしなかったメリットは大きいと感じました。

1階のギャラリーでの展示例(オープニング時の“Basketclub”の展示風景」)。持ち込まれるアイデアによって姿を変えるフレキシブルな空間。

新築で建てるのではなく、あえてリノベーションをする。このことにも意味があります。特に東京はスクラップ&ビルドが激しく、インテリジェントビル、高層ビルが次々と建ち、華やかな商業施設がオープンしています。そんな時代、すでにある建物を再生し、サステナブルな視点で企業の哲学を伝える。「Karimoku Commons Tokyo」はこれまでなかった、真似のできないスローな空間なのです。

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