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Special Issue
Karimoku Commons Tokyo

カリモク家具のハイブリッドスペース誕生

2021.07.27 キッチンジャーナリスト 本間美紀

2021年2月、東京・西麻布に「Karimoku Commons Tokyo(カリモク コモンズ トウキョウ)」がオープンしました。

カリモク家具は愛知県刈谷市に1940年に創業。誰もが知る日本を代表する木工家具メーカーです。

そのカリモク家具によるハイブリッドスペースが「Karimoku Commons Tokyo」。「ショールーム」「ショップ」「オフィス」、どの言葉も当てはまらない、でもそのすべての役割を担う場所です。

3階は既存の窓の大きさを活かし、解体によって生じた段差も残した設計。味わいのある景色が広がります。

このスペースを生み出した、カリモク家具副社長の加藤洋さんにお話をお聞きしました。

●ハイブリッドスペースってなに?

この建物は築37年の建物。芦沢啓治建築設計事務所がリノベーションを手がけています。延べ床面積で400㎡ほどの、4階建の建物です。

1階はギャラリー。多彩な展示を行うクリエティブなスペースとして開放し、2階に上がるとカリモクの家具で装われた空間が広がります。本来なら一番人目を引く路面の1階にはあえて商品を置かず、さまざまな人が来場できるような展示を行っていく予定だそうです。

築年数の古い建物の天井の低さや開口部。建築に寄り添うように家具が調和する空間で、それぞれの家具のコレクションを本来の姿でみせることを目的としています。ダイニングのコーナー、椅子のコーナーなど商品別に並んでいるということはありません。

「家具の価格やスペックを伝えたり、販売するという気持ちが前に出てしまうことよりも、カリモクが考える良い暮らし方やライフスタイルを、身構えずに、そしてストレスなく体験してほしい、そんな場所を作りたいと思いました」(加藤さん)。

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