KITCHEN

Vacuum & preserve

真空保存でキッチンの時間よ止まれ
2021.05.20 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●家電も寄った目線ではなく「長い目」で選びたい

ということでツヴィリング の話に戻りますが、もとはドイツの包丁ブランドで、ドイツなどで取材すると、同社はそのエクステンションとして家電の展開を広げています。この真空システムも、私は2018年のドイツ「アンビエンテ」という見本市で見たのが最初でした。

ドイツのブランドを取材すると必ず感じるのは、生活の中の無駄を徹底的になくそうという哲学。

キッチン家電というと、日本では家電を使っての料理やレシピの情報など「寄った目線」「すぐに使える実用面に偏った発信をしがちですが、ドイツの家電はいつも「家電とはキッチンや家という生活空間で、長い時間軸で作用するパーツである」ことを伝えてくれます。

ドイツ・ケルンの市街で訪ねたドイツキッチンのショールーム。理路整然とした収納は、美しいだけではない機能的な意味が込められているはずです。

効率よく使えるキッチンや家電を選んだことで、無駄を省く。そうして生まれた時間をリビングや庭でくつろぐ時間に変え、料理中のエネルギーロスや食材廃棄のフードロスを抑え、環境に負荷を与えない。そして最終的には人と自然がうまく調和する、、、、ことをドイツ人は目的にしているなあ、とドイツ家電のちょっとしたところから、感じてしまうのです。
コロナ禍前には60回も訪ねていたドイツ。家電のプレス発表からそんなドイツ人気質を思い出したのでした。

「フレッシュ&サーブ」ツヴィリングJ. A. ヘンケルスジャパン
「アスコ バキュームドロワー」ツナシマ商事

●ドイツでのツヴィリングの料理道具の記事はこちらでもレポートしています。
●アスコのバキュームドロワーについてはこちらでもレポートしています。

取材・文/本間美紀 早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「人生を変えるインテリアキッチン」「リアルキッチン&インテリア」(以上小学館)、「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)

text=Miki Homma(Journalist)

#キッチン家電 #ドイツブランド #サステナブル #真空保存  #バキュームドロワー

次ページからは「フレッシュ&セーブ」のプレスリリースからの抜粋を掲載します。

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