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Days & Stories

モルテーニ東京の一夜

2023.04.06 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●最終聖地「モルテーニ・ホーム」

そして最後は「モルテーニ・ホーム」へ。

予約制で限られたお客さまにご案内している、本当の住まいのようにつくられた知る人ぞ知る場所?! テラスには屋外用モルテーニも。

最後はミッドナイトバー「深まりゆく夜を楽しむ場所」として、モルテーニの地位を確立したキッチンモデル「インターセクション」に案内された。

キッチンは本当のバーになっていて、プロのバーテンダーから差し出されるジュニパーベリーやカルダモンなどのスパイスが豊かに香る、エメラルド色の飲み物を味わった。

リビングではバイオエタノール暖炉に火が灯され、炎がゆらゆらと揺れる。リビング家具の照明が炎の光とリンクして、とても綺麗。視覚で癒されてゆく。

いつも思うのは家具の説明も、何の材料を使っている、これは何センチ、機能はこうなります、という説明ではなく、エモーショナルなムード。居心地の良さ。それありきで機能を落としこんでいく、それがこれからの高級家具の選び方、組み方だと感じられた。

QRコードの案内もこれで終了。アルフレックスジャパンのスタッフによって丁寧に丁寧に組まれた「五感で感じるモルテーニの哲学」のための一夜。

私はちゃんと受け止められただろうか?

 

コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)

モルテーニ

●モルテーニの記事はこちらからも読めます
モルテーニの新作モデル

●前回のコラム「書く勇気を守っていく」はこちら

【本間美紀のコラム/バックナンバーはこちら】

 

 

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