1
Our Home, A Private Resort
ホテルライクハウスの知的なキッチン
6月12日に2年ぶりのミラノサローネ国際見本市が終わったばかりですが、それに先駆けて5月、東京・南青山の「モルテーニ・ダーダ東京」に新モデルが到着。
2018年のオープン以来、久しぶりにショールームが大きくアップデートされました。
内見会の様子を報告します。
まず期待のキッチン新モデル「ラッツィオ」がダーダショールームに登場。16mmのアルミグリッドを中心にした端正さと、テーブルとワークトップに高低差をつけた、アシンメトリーなデザインができる、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンらしいキッチンです。
ワークトップはチタン・トラバーチンという天然石を使い、テーブルはサーモオーク材の端正な木目を合わせています。こういった木目の合わせは、家具のモルテーニの技術力を生かしており、よく見ると個性の違う木目がセンスある目でセレクトされ、合わせられています。
吊り戸棚はVモーションという、ダーダが特許を持つ特別な金物で、優雅に開きます。その動きはまるで宮殿の扉が開くような、感動を覚えます。
ワークトップからシンクは同じ天然石で統一。アクサーのブロンズ色の水栓がアクセントとして佇みます。
こういった美学を堪能できるのが、ダーダのキッチンで、アートとしてのキッチンとしてより昇華したスタイルを感じました。