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Special Issue
Born from Artistic Inspiration

暮らしはアートから始まった

2025.05.08 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●ワークトップ周りの使い勝手

テーブルとキッチンがストレートにつながったキッチンは120mmの段差が付き、食べる人とつくる人の高低差を解消しています。食事をも片付けもワンラインで流れるのですが、奈穂子さんはやはり「キッチンはインテリア」という考え方をここでも貫いています。

テーブルトップの部分にはシーザーストーンの「コースタルグレイ」を選び、重厚感を出しています。テーブルトップはキッチン部でしっかりと合体させ、さらに足の部分は一枚のパネルですっきりと支えています。そこに名建築家のジャン・ヌレのチェアを採用し、リビングとは違うエレガントなダイニングとしています。もちろん食卓から伸びる視線の先にもアートが。

シンクもすっきりとスクエア型で、黒の水栓は先が引き出せるシャワーヘッドが付いていますが、スリムでカーヴィーなフォルム。これは絶対にほしかったというミーレのコーヒーマシンと電子レンジ付きオーブンが、奈穂子さんの食事の支度を助けています。

「以前は仕事も忙しくて、外食ばかり。キッチンが良くなってから、家での料理が楽しくてほとんど外食しなくなりました。子どもたちはお出かけが好きだったからちょっと不満みたいですが、そのうち一緒に料理してくれるようになるかも」と奈穂子さんは笑います。

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