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Milano2026&Interior Inspiration

ミラノ、そしてインテリアインスピレーション

2026.06.01

・伝えたいのはインテリアインスピレーション

今年も「リアルリビング&インテリア」の制作に着手しています。2026年でISSUE05を迎えます!

フレックスフォルムのフラッグシップストアで、広報のマリア・アスナーギさんと。

この本のテーマはインテリアインスピレーション。どの号を見ても、誰かの価値観に響きを与えるデザインとインテリアの情報をまとめています。1年限りのトレンドではありません。

ミラノサローネ代表 マリア・ポッロさん

そのため、多くのブランドにインタビューをし、プレスリリースを読みとき、自分の中で一度消化してから、表現をする。そんな1冊です。ミラノサローネ等のイベントの報告も兼ねて、ウェブサイトでも7月まで、本の内容と同時進行で、記事を進めていこうと思います。ぜひお付き合いください。本の発売は7月29日、そして本付きのトークショーも7月29日(夜に東京・神保町の出版クラブ)となります。ぜひご予定を入れておいてくださいね!

世界のデザインイベントが盛り上がってきている。

その中でも世界最大級と言われるミラノサローネ国際家具見本市、ミラノデザインウィークに今年も行ってきました。今年の来場者は31万人(ミラノ国際家具見本市調べ)で、最盛期よりは少なかったものの、やはりその勢いは衰えません。

家具見本市の前日には世界に誇るミラノのスカラ座で前日祭が開かれ、家具の祖業の元となった椅子、アップホルストリー、木彫、照明の技術を駆使したスカラ座で、歴史と文化から始まっているミラノの家具とデザインのルーツを伝えます。

前夜祭はスカラ座を貸し切って正統派クラシックのコンサートが行政関係者やVIP、重要な出展者を招かれrて行われます。

ミラノ市はもちろん、イタリア貿易振興会行政も関わる街を上げてのイベントは、ドイツの都市とビジネスを合理化させた見本市とは違う人間らしい熱気があふれています。また市内の街頭から、会場、カタログに至るまで毎年のビジュアルディレクションがすばらしい。今年はマテリアルをクローズアップで撮影したビジュアルが、見本市の世界観を生み出しました。温度を保ち、実社会で息づくグラフィックが、期待を盛り上げます。

毎年、市街から会場といった空間、カタログ、さまざまな印刷物までを統一するグラフィックとコミュニケーションデザインがマリア・ポッロの世代から、力を入れはじめてします。今年のグラフィックはこの数年でも秀逸!だと思います。

今年(2026年)のミラノサローネ国際家具見本市のコミュニケーションキャンペーン 「A Matter of Salone」を手がけたのは、Motel409 です。クリエイティブディレクターはフェデリコ・グラッシ氏という方で、実力あるフォトグラファーを集めての集合的実験的なビジュアル・アイデンティでした。

日本でもGW明けからウェブ記事や報告会でその様子が伝わってきます。ミラノに行くと、多様な個性と表現のぶつかり合いに、誰がもが心を動かされ、何かを語りたくなり、伝えたくなる。多くの人をそんな気持ちにさせます。誰もが「小さなミラノの批評家」になってしまうのも、毎年の風物詩となりました。

今年は特にローフィエラでの「ミラノサローネ国際家具見本市」の役割と、市内の自主イベントやショールームの役割が明確になり、ミラノサローネは製品を展示する場から、空間とビジネスの構造を設計する場へと変化していると感じました(詳しくは次回)。

サローネラリタス

ミラノサローネ国際家具見本市の新企画「サローネラリタス」

とはいえ世界のデザインイベントはミラノだけではなく、コペンハーゲンの3デイズデザイン、見本市といえばのドイツのアンビエンテやオルガテック、ハイムテキスタイル、ロンドンやアムステルダムのデザインイベント、アートバーゼルなど、一つの産業として定着しています。全てを見ることは不可能ですが、ミラノだけを見て、何かを語るのは土産話以上の何かを、もたらさなければなりません。

市内でミラノのミラノ国際家具見本市の情報をピックアップできる「デザインキオスク」

そして大切なのは日本のイベントや、これらのデザインイベントが、私たち日本人の暮らしや意識とどう影響しあっているのか。コラムと日本、世界の家具ブランドとの交流の中で、私が読み解いたことを本にまとめていきます。

「リアルリビング&インテリア」の制作と同時進行で、さまざまな取材記事をこのウェブサイトで7月末の本の発売まで紹介していきます。どうぞお付き合いください。

取材・文=本間美紀
Text &Report =Miki Homma
Photo=Courtesy Salone del Mobile.Milano  

[次回へ続く]

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