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Special Issue

GAGGENAU 333YEARS

ガゲナウ 333年の歴史をミラノで知る
2016.06.17 本間美紀 MIKI HOMMA

●エナメルの技術が変えた

ガゲナウが特に得意としていたのが鋼鉄のエナメル技術です。鉄の内側に被膜ができることで、錆びにくく清潔を保ちやすく、耐久性のある「鉄製品」が生まれたのです。自転車やストーブ、そしてオーブンなど、日常の暮らしで人の手に触れて心地よい鉄製品は、当時は画期的な技術だったのです。使っているエナメルの素材が青いので、中も青ですが、これが「ガゲナウブルー」としてガゲナウ製品を象徴する色になりました。

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1931年に入ると、ガゲナウはこれまで炭火やガス火を使っていたオーブンを電力化することに成功します。’50年代にはアイレベル(目の位置の高さ)オーブンを発明、そしてガスコンロやレンジフードなど、キッチンにビルトインする家電をトータルで作り始めます。現在に至るまでガゲナウの製品はすべてドイツ工場で作られ、「メイド・イン・ジャーマニー」の誇りを持ち続けています。

●料理教室の人におすすめの大型オーブン

デザインにもいち早く目覚めて、70年代の終わりには「グリルモービル」なる移動式のクックトップを発表しました。キッチンの好きな場所に持って行って、料理ができるという「加熱機器付きワゴン」です。

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そして1986年にはガゲナウの象徴的なモデルとなる幅90センチの超大型オーブン[EB388]が登場します。これ、同じシリーズは日本でもいまだに買えるのです。

07_Gaggenau_EuroCucina_2016_Postinfo_01 のコピー
1986年に登場した超大型オーブンEB388。30年前のデザインですが、今見てもとても格好いいです。

「こんなに大きなオーブン、ドイツではどう使われているんですか?」(本間)「クリスマスやイースター、ドイツでは集まりの時にお招きをするから丸鶏を一度に2羽焼いたり、豚肉料理をしたり、集まる人数も多いし、食べる量も多いから、90センチでも十分に使いこなせますよ」(ステファニーさん)。うーん、食文化の違いは家電の違いです。

この製品のテーマは「プロフェッショナル・クッキング・イン・プライベートキッチン」。料理教室や小さなパン工房を開きたい人など、日本でも十分に使えそうです。プロ用に近いパワーです。そして2016年のユーロクチーナでは、このEB388を最新版にリモデルした新作「EB333」が発表されていました。外からのルックスはほぼ1986年のバージョンと変わりません。けれどもさりげなくブラッシュアップしています。ここに揺るぎないデザインの力を感じます。

Gaggenau_EB_333
30年後の2016年バージョン。ダイヤル式のつまみはガゲナウがこだわっているところです。多くのメーカーがタッチパネルになる中、ダイヤル式も残し、「ひねる感触」の操作感を大切にしています。。
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