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Special Issue
Molteni&C | DaDa

ダーダで開くインテリアキッチンの扉

2019.12.27 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●収納に強いブランドの美学が

キッチン以外のお部屋も見せてもらいました。ダーダのマザーブランドであるモルテーニは、収納家具の分野では世界一のレベルを誇ります。キッチンから見える景色には、そんな美学のつまったモルテーニの収納が。壁の収納は「505」。仕事帰りに疲れた時は、ソファに横になってスポーツ番組を見るのが大好きだというオーナー氏。そのライフスタイルがそのまま、インテリアに反映されています。

寝室にはモルテーニのワードローブ「グリス マスター」。今後、ワードローブは、キッチンと同じように適したものを適した位置にしまい、自分らしさを表現する家具として脚光を浴びてきそうです。

収められていたのは素材のよいシャツやジャケット。収納というと日本ではつねに物量との戦いになりますが、ここでの暮らしはよいものを選び抜いて使い、日々使うものだけを手元に置く。そんなスタイルが確立されていました。

イタリアのモルテーニ本社のショールームにはお部屋のようなクローゼットが!

モルテーニの収納とダーダのキッチンの考え方は、繊細なラインの構成美の中で、上質なもの、選ばれたものを収め、使う人の暮らしの動線に溶け込ませ、そこにアクセントになるアートやデザイン家具を配していくというもの。両方のブランドを組み合わせることで、使いやすいのにアートなキッチン、インテリアキッチンが誰でも実現できる仕組みになっているように思えました。

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