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Molteni&C | DaDa

ダーダで開くインテリアキッチンの扉

2019.12.27 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●空間になじむ理由 ──「リネアコンポジション」

ダーダのキッチンデザインの最大の特徴はリネアコンポジション(線構成)と呼ばれる、縦横に流れるラインを描くキッチンプランです。「トリム」というモデルは、壁の収納の一部がガラス戸になっていて、LED照明が内側をほのかに照らし、中のものがかすかに見えます。見えないところで技術的な工夫を凝らしています。

右奥の収納、中央の調理スペース、そしてビルトインオーブンまでの、横のラインがそろって並んでいるのに気づきますか? こうしたモジュールを一からオーダーメイドしようとすると、上下左右のバランスをなかなか決定しにくいもの。ダーダというブランドは、建築のプロポーションを研究して割り出し、どんなサイズの収納でもビルトイン家電でもバランスよく収まっています。ここにリネアコンポジションという考え方を見て取ることができます。

奥のキッチンは横に平たいサイズなのに、手前の収納は縦に伸びる大扉のビッグクローゼット。でも統一感があるのはリネアコンポジションの魔法。その中はもちろんたっぷりの収納や食器洗い機、オーブン、大型冷蔵庫などの機能がすっきりと収められています。扉を開けると友人でもすぐにどこに何があるかわかり、手伝いやすいキッチンとなっています。「友達との集いも楽しいですよ」とオーナー氏は話します。

冷蔵庫を開けて、野菜をさっと洗って、ハムやフルーツを並べるだけ。ウィークエンドのブランチがあっという間にできてしまいました。「トリム」の中には大きなワインセラーもありますので、お気に入りのワインを開けて、昼から軽い酔いに身を任せ、テラスでお昼寝をすることもあるそうです。

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