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Special Issue

Linea Tarala

01 リネアタラーラ
2019.04.08 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●社員の勉強から生まれたガストロノミーキッチン

ーリネアタラーラでは社員の質を高めるために、なにか特に意識して行なっていることがありますか?

門田:オーダーキッチンを頼む人の大半が海外ブランドのオーブンや食器洗い機を入れます。メーカー側からの説明や効率を伝えるだけではなく、もっと美食的な楽しみを提案したいと5年ほど前から毎週金曜日に社員だけの料理教室を開催しました。

私も何度か参加しましたが、チームワークが良くてびっくりしました。

門田:交代で2名の当番チームがあってメニューを考えます。仕事が上がった社員から集まって手伝いに参加します。料理そのものというより、食材を広げた時のワークトップの色、盛り付けた料理を並べるカウンターの高さとか、キッチンとテーブルの距離とか、社員それぞれが考えながら料理して、その後は食べて飲んで、交流を深めます。

―ただでさえ、日中は接客や現場に出て、夜は図面を引く。そんな中、毎週決まった時間に集まるのは大変じゃないですか?

門田:大変でしたが、1年間はがんばろうと続けました。さすがに最近は回数が減っていますけどそれくらいオーダーキッチンは人間の「経験と質」が出来上がりを左右すると考えているんです。

―皆さんの研鑽の成果が表現されたのが2階のガストロノミーキッチンですね。

門田:セラミックパネルを薄く仕上げた扉にウォールナットの無垢材のワークトップ。キッチンの一部はパネルヒーターに放射パネルを利用して、温度を一定に保つガラスの食品庫をつくりつけました。ワインやチーズ、お米、乾物などを最適な状態で保管できます。隠す収納の中には、ワイングラスやカラフェの専用の棚や、家電置き場があります。

―美食家なら一度は憧れる夢のキッチンです。

門田:私たちはオーダーキッチン屋ですから、これを現実的な製品として売っているわけではありません。できるできないは別にして、皆さんが想像もつかないこともできるんだということをまずお見せして、これをヒントに、お客様自身の中からその人の求めることを引き出します。今の自分自身を超えてもらうんです。

ワインセラー横の跳ね上げ式の扉をあげると、ワイングラスラックとカラフェ置き場が。門田さん自身は下戸だそう。

門田:時代が変われば、展示するキッチンも変わる。海外ブランドキッチンやカスタムキッチンのように、一つのモデルがあるのではなく、その時々のお客様にあわせて変化していく姿。これがオーダーキッチンですね。うちのショールームではかなり実験的なことも、どんどん形にしていくので、敷居が高い、値段が高いと思われそうですが、みんな新しいことに挑戦したいという気持ちの表れですから、どうぞもっと見に来てほしいですね。

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