キッチン＆テーブルに温かな色

●オーブンやガスコンロ、設備とも深い関係が

エミール・アンリの秘密の部屋にはこんなキッチンも。インダストリアルな感じでちょっと素敵だと思いません？　ここ、エミール・アンリの耐熱陶器が実際のキッチンでどう使われるか、耐久性や使い勝手の実験をしているそうです。料理や食卓だけではなく、オーブンやガスコンロなどキッチンの設備機器との関係もいつも考えています、とジョン-バプティスタさん。

昔大きなオーブンや、暖炉のおき火の中に厚くぽってりした耐熱のふた付き陶製鍋をおいて、その中でじわじわと熱を伝えて料理する。そんな発想で生まれています。日本で買えるオーブンなら、ガゲナウやミーレの電気オーブン、ベルタゾーニのガスオーブンなどと相性が良さそうです。

そのため実験の一つとして、耐熱性があります。200度以上のオーブンで空焼きされて、カンカンに熱くなったパイ皿にジャーッと水を掛けます。「きゃー」っと訪問者のわたしたち、思わず声を上げてしまいます。ジュアー、、、、って音がして、、、、、食器は無事です。ああ、よかった。っていうか、強い！

また摩耗性や耐衝撃性もこんな風に、ガンガンガン！と力をかけていきますが、大丈夫。５センチの鉄の球を100キロの速さで強打しても割れない、という実験結果もあるそうです（家の中でそんなシチュエーションがあるのかどうかわかりませんけど・笑）。