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With Lakeside View
湖畔の慎ましいわが家
フランスの耐熱食器、エミール・アンリのおはなしの2回目です。
前回はこちらから。
●キッチンインテリアになじむ色
エミール・アンリの食器、250度までの耐熱でぐらぐら、熱々料理を楽しめます。機能性だけではなく、わたしが注目したのは、かわいい色! 社長のジャン-バプティスタ・アンリさんが、バイヤーさんと色を決める特別なお部屋に案内してくれました。
おお! ずらりと並んだ色、色、色のサンプル。
「耐熱陶器でこれだけの色を用意できるメーカーは、世界でも少ないんですよ」とジャン-バプティスタさん。その時々の要望や時代にあわせて、よく出る色や、まったく動かない色がありますが、色は廃番にすることはありません。だから昔から変わらない色もありますよ」。
天然の石英と釉薬を溶かして作る色で、パスティスイエロー(南フランスで飲まれる黄色のお酒)、ミエル(濃厚な蜂蜜のようなとろりとした茶色)、アズールブルー(紋章などに使われる紺碧)、、、意外な人気はライトグリーンだそうです。そしてフランス人がエミール・アンリと聞いて思い浮かぶシンボリックな色はやっぱり「赤」だそう。