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Days & Stories

思わぬお誘いでパリへ

2023.03.01 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●ど定番の「カフェ飯」を楽しむ

一人旅なので、有名レストランには行かない。

パリ通の人に聞いたカフェで、これまた冬のど定番’’グラチネ’’、 オニオングラタンスープを食べて回る。舌が焼けるような、どこで食べても裏切られない安定の味。恥ずかしいほど糸引くコンテチーズ。熱々のライオンヘッドボウル。
日本でもつくってみようと思って、ついライオンヘッドボウルを買ってしまった。

夜はキッシュやプレ・ロティ(ローストチキン)など、本当の意味の「カフェ飯」。パリのカフェでもうど定番すぎるほどの食事をして、サリュー、セサ、サヴァ、アビアントーなど、やっとフランス語に耳慣れた頃、あっという間にパリの滞在は終わった。

パリ東駅から、再びTGVでフランクフルトへ。列車がドイツに近づくと、空がブルーグレーに光っていた。

今回の旅の話は次回が最終回になります。

 

「ガゲナウがミラノで極めた哲学」

ガゲナウの記事はこちらからも読めます。

コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)

●前回のコラム「ドイツ–街へ、市場へ出てみた」はこちら
●次回のコラム「オペルのギャラリー&レストラン」はこちら

【本間美紀のコラム/バックナンバーはこちら】

 

 

最新号「リアルキッチン&インテリア」season11

 

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