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ambiente2019 03

アンビエンテで見たバウハウス

2019.02.21 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●今年はバウハウス100周年

ドイツはもちろん、ヨーロッパの生活文化を変えたと言われる芸術運動がバウハウス。ドイツ・デッサウに1919年に創設され、1933年にナチスドイツ追い込まれるまでのわずか14年間の活動の間に、さまざまな建築やプロダクト、グラフィックが生み出されました。

アンビエンテの会場にもそんなバウハウスがらみのプロダクトがありました。ドイツの名窯ローゼンタールでは、ワルター・グロピウスのデザインの復刻があまりにも有名ですが、このフォルムに現代のデザイナーが色つけしたり、柄を施した新解釈のシリーズを発表しました。

ステンレス製造のトップブランド・イタリアのアレッシィは、マリアンニ・ブラントが1920年代にデザインした灰皿を復刻。当時、女性が灰皿をデザインすること自体が革新的だったそうです。

ごくそぎ落とされたピースだけで構成された灰皿は、オブジェのような美しさがあります。

次のページでは来年のアンビエンテについて予測します。

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