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Special Issue
MAUVIEL FOR GASTRONOMY 02

ガストロノミーから生まれた鍋【後編】

2016.03.16 本間美紀

モヴィエル前編からお読みください

●鍋の神様の村

銅の鍋から始まって、料理人に愛用されているグルメのための鍋、モヴィエル。日本でもじわじわと人気が高まっていますが、どうやって使うのかわからない? ちょっと重厚すぎない?と思う人もまだいるはず。でもそれもそのはずで、本当にこのモヴィエルは「フランスの美食文化」を背負った鍋だったのです。それはフランス・ノルマンディーの工場を訪ねてわかりました。

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モヴィエルのある村はヴィユドュー・レ・ポワレ〈villedieu les poeles〉−鍋の神の村、という名前が付いているほど。同業の銅工房が点在していますが、モヴィエルは早くから製造用の機械を導入し、近代化が進んでいました。とはいえ、100年近く前の近代化ですから、今見るとなかなかレトロです。

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「商品が変わらないから、今も昔の道具や機械が使えるんです。インダストリー(工場)じゃなくて、あくまでもファブリカン(工房)なんですよ」。(モヴィエル3代目のヴァレリー・ギルバートさん)

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