KITCHEN
COMMUNICATION TABLE

料理好きのインテリアキッチン04

2024.01.11 キッチンジャーナリスト 本間美紀

・インテリアキッチンとしての在り方

テーブルを一番眺めの良い場所に置き、大窓をピクチャーウインドウとして生かし、ゲストからキッチンが心地よく見える場所から智子さんは考え始めました。

座ったときに触れるアームの極上の手触りがゲストをもてなします。窓から、海が、緑が見えます。

マルニ木工のオーク材のテーブル「MALTA」とチェア「HIROSHIMA」は、キッチンプランの前に決めた大切な要素。深澤直人によるすっきりとしたデザイン

日常のデザインはシンプルなものが好きです。新しい生活様式になっても、ずっと変わらないもの。それが職人仕事なら、なおのことです。オーク材の肌触り、掛け心地とともに、キッチンを設計する前からこのダイニングセットを置こうと決めていました」

らせん階段を中心に景色が変わる、パノラミックな構造。建築設計はナカエ・アーキテクツとオーノJAPANによる、白いウオールとガラスが組み合わされた空間です。

コーヒースペースは切り分けてミーレのビルトインコーヒーマシンは、別フロアにキャビネットをつくって設置。「コーヒーを飲みたい人がらせん階段を自由に行き来して、自分で入れる気兼ねないスタイルです」

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