KITCHEN
COMMUNICATION TABLE

料理好きのインテリアキッチン04

2024.01.11 キッチンジャーナリスト 本間美紀

・一人でも動きやすいコンパクトな料理動線

キッチンの背景が緑や海という大自然。ホワイト、ガラスの透明感、無垢材のブラウンと調和するシルバーホワイトという色を選びました。つやのある塗装なのでキッチンに光が満ちます。

「この家も、料理するキッチンは大げさなものじゃなくて、ミニマルでスモールで素敵なものに。間口はわずか2m。そこに2口のIHクッキングヒーターと食器洗い機とシンクをまとめました。一人でも、動き回らずに済みます。手伝ってもらうときは、ワークトップの奥行きが1200㎜と広めなので、窮屈には感じません」

テーブルから調理中の雑然とした様子が見えにくいよう、奥に調理機能を。スクエアでシャープな特注シンク、ハンスグローエの水栓と浄水栓、ミーレの食器洗い機、AEGの2口IHクッキングヒーター。手の届く範囲にまとめています。

「白いウオールが特徴的な建築を生かして、できる限り壁面を残し、視線の流れと空間をさえぎらないように」としたキッチンプラン。「余白のあるキャビネット」をキッチンからテーブルへ向かう壁に沿って設置。カトラリーやトレイ、大皿を入れやすい薄い引き出しや、グラスや耐熱皿など、深さのある引き出しを使い分けています。

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