Built in appliance
Miele
みーれ

Miele

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食器洗い機が日本では有名

ビルトイン家電のトップブランドとして、日本でも知名度が高いのがドイツのミーレ。本社はドイツの北西部、ギュータスローにある。祖父の代からミーレで働く一家もいるミーレの街だ。1899年に木の桶を回すクリーム分離器の製造から始まり、一時は車や自転車の製造をしていたこともあったほど、実力ある生産ラインを持つ。1929年には欧州初の食器洗い機の製造に成功。そこまでの生産力を持つからこそ、何十年も使える堅牢な家電がつくれるのだ。下の写真は初期の洗濯機。木製だった。食から洗濯、掃除まで生活全体のレベルアップを目指した商品群は「アート・オブ・リビング」というテーマを掲げている。ゆえに製品のラインナップが多い。食器洗い機、ドラム式洗濯機からオーブン、オープングリル、鉄板、IHクッキングヒーターを組み合わせられるマルチシステム、蒸気調理の専門の「スチームクッカー」、エスプレッソマシンなど、キッチンをほぼミーレでそろえられる。組み込むと操作部がきれいに統一されて見えるが、こういったデザインができるメーカーは意外と少ない。食器洗い機は最上部に薄いカトラリートレイがあり、最大で100本も入る。ここがお箸の国・日本で、人気が出た理由のひとつともいわれる。またラックの高さが変えられるなど、ドイツらしい細かな機能は日本人の生活にもしっくりくる。技術力には深い歴史がある。専門のデザイン部署を設け、「キッチンのインテリアは移り変わるが、長く使い続けられる家電は、タイムレスなデザインでならなければならない」──そんな視点から、装飾性を抑えたデザインを貫く。ミーレのロゴとパネル操作部のデザインにもファンが多い。

Check point

食器洗い機、オーブンやIHクッキングヒーター、洗濯機、掃除機など、ライフスタイル全般をカバーする製品がそろう。

ドイツ
設立 1899年
主な製品

食器洗い機(45㎝、60㎝)、ドラム式洗濯機、衣類乾燥機、オーブン、冷蔵庫、クックトップ各種

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