
フランクフルトにちなんだ場所で食事をしてもらおうという、アンビエンテ主催のプレスディナーのスタイルは変わらず、ちょっと安心する。ましてや行きたかったレストランだったし。
ゼクト(ドイツのスパークリングワイン)のウェルカムドリンクが終わると、ウォータークレソンのスープが白いお皿にとくとくと注がれて、ディナーが始まる。
毎回、隣り合う国の人もさまざま。ルーマニアから来てバラの話をする人やインドのお嬢さまジャーナリストなど、さまざまな人に会ってきたけれど、今年はリトアニアからのジャーナリスト夫妻と一緒の席で、同国名物の冷たいピンクスープの話や、リトアニアの建築の話を聞いた。
メニューのグラフィックもモダンだけど、味はしっかりドイツ的に頑固でがっつりとしたお料理。
ビーガン対応もばっちりながら、周りの人はみんなドイツ名物のビーフの煮込みを頼んでいたかな。もちろん私も!
てくてくと夜の街を歩いて帰る。日中よりもライトアップされた時の方が、荘厳な建物は美しく凛々しい。ふと足を止める。
明日は昼の街を歩いてみよう。
長い旅の話は次回に続きます。
・フランクフルターキッチンについてはこちら
コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)
●前回のコラム「動画番組KITCHEN HOME 後編」はこちら
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コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)
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