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MilanoSalone2019 01

ミラノ市と関係深めるサローネ
2019.05.08 キッチンジャーナリスト 本間美紀&宮澤明洋

●政財界の要人も招いての前夜祭は?

1776年に建造されたというスカラ座の内装は華やか。この催しは家具の業界にとっては意味のあることです。なぜなら教会や劇場、王宮などの建築、内装、家具や調度品の製造がイタリアの芸術と工芸美を育んできたからで、その歴史は家具の製造につながっています。この空間を体感することで世界中にイタリアの家具の本質が伝わるのではという意思を感じました。

たとえば森林の多い日本は木工家具が発達し、絵画や音楽の文化が深いイタリアではゆったりと座れる椅子や装飾芸術が発達、、、、ルーツを知ることで、理解はより深くなります。

そして行政と家具、デザインの結びつきを強化する。これは昨今、世界的に広がっているデザイン経営の考え方を推し広める流れの一つです。そのため、今回の前夜祭にはデザイン関係者ではなく多くの政財界の要人が招かれていたようです。

私もなんとかロングドレスで参加しました。

たとえばアペリティーボタイムのワンシーン。中央にプレジデントのクラウディオ・ルーティ氏。左隣は見本市の母体となるイタリア家具工業連盟のFLA会長兼FLA Eventi社長のエマヌエレ・オルシーニ氏。そしてルーティ氏が握手しているのは、マッテオ・サルヴィーニ氏です。

サルヴィーニ氏は中道右派連合のトップ政党「レーガ(同盟)」の党首(書記長)であり、同時に副首相兼内務大臣を務める現在のイタリアの政界で重要なポジションにいる人物です。今いちばん票を獲得している政治家でもあります。きっとあの晩はロイヤルボックスにいたんでしょうね。さあコンサートがはじまります。

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