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Special Issue

ARIAFINA ─ Fine Air from Italy

イタリアデザインのレンジフード
2019.11.26 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●イタリアのスタジオと東京をつないでのインタビューは?

ファブリツィオ・クリサさん

──レンジフードのデザインで、一番大切だと考えていることはなんですか?

フォルムが重視されますが、実は「エアトリートメント」という考え方です。オープンキッチンでどんな料理をしても、匂いや油、煙がこもらず、クリーンで健康な空気を保つ ── 見えない快適さをまず考えます。レンジフードの中にはそんな機能がぎゅっと詰まっているのですが、外からはインテリアになじむようにシンプルに仕立てる。それが僕のデザイン哲学ですね。

──日本のためにはどのようにデザインを考えたのですか?

たくさんの情報を集め、想像を膨らませてイタリアの哲学と日本のミニマリスティックな精神を折衷させました。イタリアでは「Haiku」という名前のモデルもあります。短い言葉に深い意味がある。それが僕のデザイン哲学を表していると思いました。

──日本のアリアフィーナでは「フェデリカ」というモデルが大人気です。

イタリアは古典的なマウント型のフードも人気ですが、日本の家では直線的なクリーンなデザインが最適と感じました。油煙を捕らえる装置や油汚れがお手入れしやすいパネルやトレー、静音機能などが収められていますよ。

──日本人は焼き魚や揚げ物、煮物が好きですから、匂いの悩みから解放されるのはうれしいです。

レンジフードは料理する場所の可能性を広げてくれるんです。イタリアでもズッキーニを揚げたり、肉をグリルしたり、パスタを茹でると湯気が出たり。美味しい料理には油煙や湯気は当たり前。良いレンジフードがあれば家中がキッチンになる(笑)。

──今後はどんなレンジフードを考えていますか?

料理する空間がリビングにまで広がる時代、例えば天井にビルトインできるものかな。さらに今はセラミックや石、無垢の木など、キッチンで自然素材を使うデザインが増えていますから、レンジフードの色も素材もそんなインテリアになじむものとして開発を続けています。

──ファブリツィオさん自身はどんな暮らしをしているんですか?

朝起きて、楽しい仕事に向かえる人生に満足しています。ナスとトマトとチーズを重ねて焼いたパルミジャーナというイタリアの家庭料理が大好物。キッチンは本当に人を幸せにしてくれる場所ですね。

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