イタリアブランド・モルテーニの未来と今

●モルテーニ東京が2025年に移転オープン

日本に海外ブランド家具ブームが到来しています。
その火付け役となったのが「Molteni&C（モルテーニ）」、イタリア家具の女王と私が呼びたいブランドです。この10年で多くのイタリア家具ブランドの中でも急速に存在感を強めています。

日本では長くアルフレックスジャパンがビジネスパートナーであり、2015年にモルテーニ東京がオープン。リビング、キッチン、ナイトエリア、そしてホームの４ゾーンに分け、リゾートホテルをめぐるようなショールーム体験は多くのモルテーニファンを生み出しました。そんなモルテーニ東京が新築を踏まえた移転オープンを発表し、日本のインテリア業界を驚かせました。

完成予定は2025年春、東京・南青山にてお披露目予定で、2016年から同ブランドのクリエイティブディレクターを務める、ベルギー人建築家ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンの日本初の建築物が実現します。地下1階、地上3階の4フロアで構成された、1000㎡のショールームとなります。

さらに驚くのが160㎡の最上階は専用エレベーターを設け、パーティーリビング、パーティーテラス、ベッドルーム、キッチン、バスルームまであり、「VINCENT VAN DUYSEN RESIDENCE（ヴィンセント・ヴァン・デュイセン・レジデンス」と称し、1軒家をイメージした実際に暮らせるように設計されたスペースです。

こんなふうに今年、そして未来に向けて大きな動きを見せているモルテーニの今とこれからを取材しました。