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Special Issue
Molteni Mondo. An Italian Design Story

イタリアブランド・モルテーニの未来と今

2024.12.18 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●2024年に90周年を迎えたモルテーニ

モルテーニは1934年にアンジェロ・モルテーニとジュゼッピーナ・モルテーニによってミラノ近郊のジュッサーノで創立された家具ブランドです。

得意の収納や木工、ソファ、チェア、テーブル、ナイトエリア、そしてキッチン、近年ではドアやボアズリー(壁パネル)など、さながら家の中に「スモールアーキテクチャーをつくる」というような、大きな視点で発展しています。

2016年、ヴィンセント・ヴァン・ドゥイセンがクリエイティブディレクターに就任し、デザインはより洗練され、2023年にはグループ傘下にあったキッチンのダーダを統合。その後、キッチンはダーダエンジニアード(ダーダの技術を継承の意)としてモルテーニブランドにて展開されています。

そして2012年からはミラノを象徴する建築家、ジオ・ポンティのコレクションを擁して、イタリア以上にミラノのブランドであることを誇りとしています。

プロダクトデザイン界の最高栄誉、コンパッソ・ドーロ賞を受賞した「D.154.2」もモルテーニのアイコニックなプロダクト。

Molteni&Cのほか、オフィス家具のUniFor(ユニフォー)などを擁するモルテーニグループは、現在100以上の国々で展開しており、700を超える販売店と100のフラッグシップストアをオープン。2023年の売上高は4億7500万ユーロ、うち70%は海外での売り上げだそうで、モルテーニの知名度が世界的に広がり、評価されているとわかります。

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