
●ジュエリー感覚のアクサー・エッジ/アクサー
アクサーから発表されたのは、「アクサー・エッジ」。フランスのデザイナー、ジャン・マリー・マッソーを起用した、かなりコンセプチュアルな商品。
フランス人であるマッソー氏は「フランスは芸術の国。アール・ヌーヴォーなどの装飾的な要素や絵画や彫刻を尊びます。アート的な水栓をアクサーの新商品として提案しました」(マッソー氏)
その結果生まれたのが、アクサーというブランドの持ち味である直線的でミニマリスティックを生かしたスクエアなフォルム。そこに微細な「PVD仕上げ」を施し、彫刻のように仕上げた重厚なデザイン。
鋳造による堅牢な本体に特殊な刃を使って柄を刻んでいきます。今年のトレンドパターンとも言えますが、もっとも工芸的な仕上がりだったのがアクサー・エッジでしょう。アクサーの工場にミクロ単位で加工できる技術があってこそ、だとマッソー氏は話していいました。
もちろん洗面やバス水栓などに展開されています。アクサーブランドのマスターピースの一つになることは間違いありませんね。
「アクサーマイエディション」は、バスルームにパーソナルなタッチを加えるコレクションです。ミラーガラス、ブラックガラス、大理石、天然木のベニヤ、レザーによる7種のマテリアルプレートと、アクサーフィニッシュプラスサービスによる15色のPVD仕上げを好みに合わせて組み合わせが可能。そのバリエーションは300にも。
ラグジュアリーラインのバスルームや洗面では、建築やインテリアの素材と調和を考えた「マテリアルチェンジ」のもたらすデザイン効果はてきめんで、アクサーは高いレベルでカスタマイズに応じているということでした。
最後にハンスグローエ社でアジア太平洋地域のセールスを担当するグレゴリー・クルゼーさんにお話をきいてみました。