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Special Issue
Inspired by Scandinavia

アスコ ─ 研ぎ澄まされた北欧家電

2018.06.28 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●美食時代に対応するクッキング機器

スーヴィデとはプロの厨房ではよく使われる料理法ですが、家庭ではまだ普及していません。これを家庭用にしたのが、壁面の機器です。バキュームドローワーを使い食材と調味料を合わせ真空状態にし、食材に調味料を浸み込ませます。その後スチームオーブンを利用し、低温で食材に熱を加えます。真空状態のため沸点が低く、熱の浸透が早くなります。

食材にじんわりと熱と圧がかかって、味がしみこむという仕掛けです。従来なら長時間かかる料理が時短でできたり、魚や肉に絶妙な加減で熱を通せたり、新しい食体験が家庭で実現できます。小さなカフェなどセミプロ向けの用途もあります。

調理が仕上がった時には、このように真空パックに入っています。

 

ハーブ風味に味付けしたチキンをスーヴィデで調理。

アスコを日本で取り扱うツナシマ商事社長の嶋岳人さんによると「お肉や魚、野菜などをあらかじめ調味料につけて専用のパックでシールしておきます。保存期間も長くなりますし、冷凍保存もできますから、忙しい家庭にピッタリなんですよ」と説明します。とはいえ家庭に取り入れるにはなんともゴージャスな料理方法です。

日本での発売時期は未定ですが、アスコがライナップする各種のクッキング機器ももっともっと日本に取り入れたいと嶋さんは意欲的です。ツナシマ商事は創業70周年、長く海外のキッチン向けビルトイン家電を輸入してきた実績がありますが、オーブンやガスコンロなど海外の新しい設備機器を日本に紹介しようという意欲にはいつも感心します

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