1

Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
●スカルプチュアレッグと呼びたい!
ケラミックの天板と組み合わせる、カッテランイタリアのシンボルがテーブルの下のレッグ。私は「スカルプチュア(彫刻)レッグ」と呼んでみたいです。しかもたくさん種類があるんです。
「40種類のレッグがありますよ。カッテラン夫妻への創業時からのアートへの情熱がこのレッグを生み出しています。レッグはスチールでは家の構造に使うくらい強い鉄鋼を使っています。べストセラーとなった息の長いデザインもあります。その一つが“スコーピオ”。日本でもすでに発売になっています。以下の写真からはテーブルのレッグに注目してみてください。
工場で作っているのですか?と聞くと「工業的な工程もありますが、手作業も大事ですね。レッグを作るためだけの職人が20人います」と手での仕上げを大切にしている姿勢が伺えます。「イタリア人は美しいものやデザインがとても大好きです。4本足のテーブルだけでは真面目すぎるでしょう? テーブルの下もコンフォートな雰囲気にしたい。例えばこの新作のレッグはスカイクレーパーのような雰囲気です」
「Planer」は日本人好みの落ち着いたデザイン。中央にレッグが寄せてあるので、何人でもテーブルに寄りつくことができる。お招きの多い家庭向けかも。
「LINUS」は薄く上質なウッドの天板と角丸感のあるワンレッグ。シンプルなインテリアに似合いそう。
「SOHO KER WOOD」はどこかアールヌーボー風な印象です。この異素材使いの丸テーブルは今年、別のブランドでも多く見られた表現でトレンドの一つと言えます。
次のページでは主役級になる意外な家具を紹介します。