ミラノのキッチン見本市を歩いてみた! | REAL KITCHEN&INTERIOR(リアルキッチン&インテリア)– キッチンをインテリアから考える
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EURO CUCINA2016 01

ミラノのキッチン見本市を歩いてみた!

2016.06.06 本間美紀 Miki Homma

●日本未上陸、でも素敵なイタリアキッチンを会場から

2回にわたって、ミラノがどれほどインテリアを体験できる街か、紹介をしてきました。さて、そんなミラノで開かれる「ミラノサローネ国際家具見本市」。2年に1度、「ユーロクチーナ 国際キッチン家具見本市」が開かれます。2016年開催のショーに行ってきましたよ。どれも素敵なキッチンですが、多くのキッチンは日本未上陸(泣)ですが、とにかく楽しみましょう。素敵なキッチン写真は眺めるだけでもいいのです。

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メタリックな細いラインのラステリ社のキッチンキャビネット。銅のアイテムなどが似合いますね。

キッチンのメーカーだけでこんなにあるの?と驚いてしまいますが、出展者数は122社。そのうち94社がイタリアキッチンです。とにかく見て楽しんでください。最新のイタリアキッチンの写真をたっぷりレビューします。

●とにかく今年はビッグストーン

イタリアの建築といえば石。産地、素材の見立て、加工技術、イタリアならではの素材といえます。会場は、天然石やクオーツストーンを大面積で使ったキッチンばかり。ミノッティクッチーネなど石のキッチンブランドはこれまであったのですが、メインブランドたちが次々と石のワークトップを繰り出してきました。

[Arclinea] 
アントニオ・チッテリオが長くプロデュースしているブランドです。このブランド、これまであまり石のキッチンのイメージがないので驚きでした。

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[ROSSANA]
K-in/K-outという、屋外でも使えるキッチンの新シリーズで、「キッチンガーデンレボリューション」という展示で石の塊のようなキッチンを発表。目を引いていました。後ろの新ワードローブシステムは、展示ではハーブや野菜を育てていますが、室内では食器やオブジェを置ける棚になります。

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[DADA]
ダダ社は日本でも買えるイタリアの家具・モルテーニのグループ会社です。肉厚な石のシンクは、日本人の目からは少し懐かしい感じもあるでしょうか。ヴィンセント・ヴァン・デュイセンがグループ全体のアートディレクターに就任し、新作のキッチンは家具と一緒に考えられた、まさにキッチン&インテリアなものになりそうです。

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ストーンシンクが印象的!新作「VVD」。

新作キッチン「VVD」はヴィンセント氏の名前の頭文字。

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今年はモルテーニ社が得意とする壁面収納家具との調和を意識した展示が、本当にインパクトありました。キッチンの収納も壁面収納も確かに共通点があります。

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「VVD」石と木の組み合わせは変えられます。
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モルテーニ社のワードローブ。扉の框の細いラインなどモルテーニが昔から得意としている繊細な「ハコモノ」技術が生かされています。キッチンとの共通点感じますか?
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こういったワゴンも細いフレームで組まれていますが、こういったところがモルテーニ社との連携を感じます。

 

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