KITCHEN
EURO CUCINA2016 01

ミラノのキッチン見本市を歩いてみた!

2016.06.06 本間美紀 Miki Homma

●素材から選ぶキッチンの時代が到来!

[VAL CUCINA]
素材のサンプルがずらりと並んで、心が躍ります!バル・クッチーネ社もイタリアでは大変人気のあるキッチンブランドです。最近はイタリアの手仕事(皮や金属細工、木工など)からインスピレーションを得た素材をキッチンの素材に使うことができ、ユーロクチーナ会場では、こんな風に素材の組み合わせから楽しむキッチン探し、、の提案をしていたのです。

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風合いのあるタイルや鈍く輝く金属。キッチンの素材はこんなに素敵に!
Genius Loci_Valcucine (1)
新作の「Genius Loci」。キッチンのワークトップの中にお皿を立てたり、包丁を刺したりできるニューグルメシステムを採用。ワークトップの小口に銅をあしらったり、無垢材のカウンターがあったり、モダンなのに古代イタリアのアートのような深みを感じします。
Genius Loci_Valcucine (25)
同じく新作の「Genius Loci」ですが、セラミック調の素材を選び、レイアウトが変わるだけで違った雰囲気に。

[SANWA COMPANY]
同じく素材感を出していたのが日本のサンワカンパニー。日本ではカジュアルで手頃な値段のデザインキッチンで、キッチンの業界に旋風を巻き起こした企業ですが、今年は日本企業としてはほぼ初、かなり広い面積でユーロクチーナに出展し、注目を集めました。町工場の集まる東大阪市の企業に協力を得て、様々な素材の表現のキッチンが並びました。

SANWA 1 ZAN stand01
「ZAN」。ワークトップは厚さ5ミリのバイブレーション仕上げステンレス、扉は3ミリのアルミパネル。和紙のようなにじみのある表現に繊細さを感じます。会場では和菓子とお寿司をキッチンで作ってみせるパーティも開催。多くの人で溢れて、日本食への関心の高さも感じました。
SANWA 3 CERAGINO stand02
キッチンのサイズがとにかく大きいヨーロッパでは、むしろ新鮮に見えたのでは?という超ミニマルキッチン「Ceragino」
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