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Days & Stories

動画番組KITCHEN HOME 後編

2023.02.06 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●リアルキッチン&インテリアとのタイアップ版を公開

現在公開している「KITCHEN HOME Vol.4」は「リアルキッチン&インテリアseason11」で掲載している記事との連動タイアップという企画で実現した。

本で展開している美しいビジュアルが、動画となり、本では話しきれない要素を私と前田さんのトークで解説している。

「リアルキッチン&インテリア」season11の誌面。この家を動画で解説しているのが「KITCHEN HOME」のvol.4

下の写真の、32坪の家でキッチンと家が一体になったプランと暮らしを丁寧に取材した。一部、室内を撮影した動画も差し込まれているが、説明はしすぎない。余韻を残す。

積水ハウス DESIGNOFFICE TOKYOとクチーナのカスタムキッチンで実現した家。これぞ「キッチンホーム」だと思いました。

通常版では写真をつかって、テーマごとに2、3例を解説しているが、こちらはじっくりとキッチンと家づくりを解説。テーブルを兼ねるビッグキッチン。そこを境にしたリビングとテラスの関係(高低差も意味があります)。

前田さんとふたりで読み解いていく。家とキッチンが一つになる。本当に丁寧に解きほぐせたコンテンツになったと思う。

Photo&movie=Yukinori Okamura

ということで、1年かけてやっと安定飛行に入り始めた動画メディア「KITCHEN HOME」。vol.4は「リアルキッチン&インテリア」との連動版ということで、このコラムでやっと紹介することができた!

●「KITCHEN HOME」に取り組んだこの1年でわかったこと

みんな気楽に動画を作る時代、真面目すぎるのかもしれない。そして動画がいい、インスタがいい、いろんな論議がある。

でもその核となるのはメディアとして在り方であり、コンテンツの質である。そして響く言葉。

そこがぶれなければ、プリントでもデジタルでもSNSでも幅広く展開していける。

その核がないのに、とにかくSNSで広めなきゃ、デジタルなら一人歩きして閲覧数を取ってきてくれるだろうと焦る企業が多い。さらに宣伝ぽさや映えるだけを目的にした画像は見飽きてしまって、いくら見ても「響き」がない。

ある人がクリエイティブな「いいね!」じゃなければ、いくら獲っても意味がないと話してくれたこともヒントになった。

多くの「いいね!」は深く考えずに押されていることは、誰もが知っている。

このコンテンツからはどんな「響き」が生まれるのだろうか。
まだまだ手探りでメディアという森を歩き続けている。

視聴はこちらをクリックしてお申込みください。

KITCHENHOME vol.1「はじめてのインテリアキッチン」はこちらから申し込み不要で公開中です!

最新号「リアルキッチン&インテリア」season11

コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)

 

●前回のコラム「KITCHENHOMEという動画番組01」はこちら
●次回のコラムはこちら

【本間美紀のコラム/バックナンバーはこちら】

 

最新号「リアルキッチン&インテリア」season11

コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)
Text=Miki Homma(journalist)

 

●前回のコラム「年が明けてみるとキッチンについて考える」はこちら
●次回のコラムはこちら

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