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Days & Stories

芽吹くような5月のはじまり
2022.05.09 キッチンジャーナリスト 本間美紀

[本間美紀のコラム 2022/05/09]

●心が芽吹くような5月がはじまります

日本は長い連休明け。ヨーロッパでも4月のイースター休暇が終わり、PCを開くと毎晩、怒涛のようにヨーロッパのインテリアブランドからのメールが送られてくる。

2年ぶりにミラノサローネ国際家具見本市とミラノ・デザインウィークが6月7日から開催されるからだ。いつの間にかもう1ヶ月を切っている。特に今年はキッチン見本市「ユーロクチーナ」の年。

お披露目と再会を待ちきれないというように、招待やプレビューのお知らせがいつもより多いように感じる。実際には過去より減っているのかもしれないけれど、文章も内容も濃く、すでに夏の風のような熱気を感じる。もちろんミラノ名物、アペリティーボ・イベントも多そう!

ラッキーにも2021年もミラノサローネを訪ねることができた私は、ミラノ市街でボタニカルとキッチンをテーマにしたイベントで、ケールの苗を植えた。七夕の短冊みたいに、みんなが願いのメッセージラベルを添えて苗を植えるという企画だ。

「メッセージを書いてね」と言われて、「World wait  you  MK (Miki)」とたどたどしく書いて残してきた(英語ちょっと違うかもで、字も下手なんです… )。無事に苗は育ってくれているだろうか。

本当に昨年のミラノは心細く、早くみんなが海外に自由に行き来できるよう希望を込めて、この一言を書いたのだった。

今年のお知らせを見ていると、メーカーだけではなく、個人のデザイナーやギャラリストと呼ばれる人たちのお知らせも増えている。また展覧会や名デザイナーのアーカイブ展も多いよう。いずれにせよテーマとして多いのはサステナブルやアップサイクル、自然との共生だ。

日本でも、今週からインテリアやキッチンも新作発表や国内見本市、イベントなど、たくさんの人と出会う機会が増えそう。コロナ禍の中、東京オリンピックを控えた昨年の閉塞感ある初夏と比べると、心が躍る5月。そう感じている人も少なくないはず。

そして私も、幸運にも今年もイタリア・ミラノからジャーナリストとして、正式な招待状をいただいて、6月にミラノサローネ国際家具見本市に飛びます。まだ海外渡航が気軽にできない時代ですが、ぜひみなさんも心だけでも一緒に飛びましょう。

心が芽吹くような気持ちの5月がはじまる。

(写真は全て2021年のミラノのイベントからのスナップです)

コラム=本間美紀(キッチン&インテリアジャーナリスト)

●前回のコラム「船を見にゆく」はこちら
●次回のコラム「予想図通りにはいかない」はこちら

●ミラノサローネ国際見本市公式サイトはこちら
●2022年のミラノサローネの事前情報はこちら

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