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Kitchen Trend in these days

今どきのキッチン事情をダイジェスト

2023.01.13 キッチンジャーナリスト 本間美紀

●新しい調理法やプロの料理スタイルが家庭に到来

その流れで今年、何回か取材したのがスーヴィッドクッキング。バキュームドロワーと言われる真空調理機で食材をパックし、低温調理する料理方で、保存性がいい、栄養が失われない、油を控えられるなど、家庭に取り入れる人が増えています。

アスコのバキュームドロワー。シーリングした食材をセット。ガラスの扉を閉めて、ボタンを押すだけでシュッと空気が抜ける。フルーツなどにも使えます。

アスコのバキュームドロワーに迫る

さらにヨーロッパでは、オーブンの下にディッシュウォーマーと呼ばれる薄い引き出しを備えていることがあります。
料理をしながら、お皿を適温に温めてくれる低温の家電ですが、この温度帯を使って野菜や果物をドライフードにするなど、ビルトイン家電がプロの料理法や新しい調理スタイルと家庭の橋渡し役となっています。

ミーレのディッシュウォーマー。本当はお皿を温めておく設備なのですが、このようにドライ野菜もつくれるそう!

冷蔵庫は買い物を押し込む場所ではなく、食材を整理し、鮮度を保ち、料理のパートナーとする「インテリジェントフリッジ」が人気。特にドイツのリープヘルは「リアルキッチン&インテリア」の事例では半数以上で登場する、高級冷蔵庫のメガヒットブランド。

美しい透明な引き出しは、食材をきれいに収めたくなる。果物、野菜、肉、生牡蠣、チーズなど食品ごとに温度帯や湿度を使い分けられます。

まずリープヘルを決めて、キッチンのプランを考えるというお話も何度も伺いました。

リープヘルー冷蔵庫を再定義する未来型最新モデル

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