今回は特別なスペースでセルシアスクッキングの実演も見学しました。

中央にあるのが、セルシアスクッキング機能のついたIHクッキングヒーターで、専用のフライパンの端末とBluetoothで連携しています。

グラニュー糖をフライパンに投入したら、後は放置で大丈夫。ごく弱火でじわじわとキャラメリゼされていきます。その間に他の料理に集中できます。少しくらい目を離しても、大丈夫です。

また低温調理はプレートでもでき、熟したいちじくをカットし、表面をほんの少し温めるようにプレートに載せます。

フレッシュフルーツも軽く温めると風味が深くなるそうです。ソースをかけて、シンプルなデザートの完成。

その間にもグラニュー糖はカラメル色に。

じゅっとクリームを投入。弱火から一気に170度に温度をあげ、クリームとキャラメリゼされた砂糖を混ぜ合わせます。

フツフツと煮立つクリーム。ただようキャラメルの香り。

キッチンは一気に盛り上がりました。

ダイスカットして低温調理したりんごとクランブルをお皿に盛り付け、キャラメルソースをかけます(写真を撮り忘れました)。他にもサーモンのムースやマルカルポーネチーズとドライトマトの前菜など、低温調理はデリケートな食感と風味を生かすレシピに向いているそうです。

そんなライブキッチンでは、アスコの専任ソムリエがどんどん料理に合わせたワインをサーブしてくれます。もちろんアスコのワインクライマットキャビネットがキッチンにビルトインされているからです。料理の様子と同時進行でワインを用意できます。

ワインと繊細な風味を味わう美食。このハーモニーをアスコのあるキッチンのスタイルと定め、北欧デザインをキーに今後もテクノロジーとデザイン、そしてデリケートな暮らしを実現していくブランドミッションが体感できました。

ここで紹介したアスコ製品は、一部の商品や機能はすでに日本でも採用になっています。東京・西麻布のツナシマ商事ショールームでは、そんなアスコの機器が体験できます。
【アスコの詳細はこちらからも読めます】
・アスコのセルシアスクッキング(ミラノユーロクチーナレポート)
Report=Miki Homma(Journalist)
取材・文/本間美紀 早稲田大学第一文学部卒業後、インテリアの専門誌「室内」編集部に入社。独立後はインテリア視点からのキッチン、家具、住まい、家電、キッチンツールまで、デザインのある暮らしの取材を得意とし、建築家住宅の取材は300件以上、ユーザーとメーカー、両サイドからのインタビューを重視し、ドイツ、イタリア、北欧など海外取材も多く、セミナー活動も増えている。著書に「人生を変えるインテリアキッチン」「リアルキッチン&インテリア」(以上小学館)、「デザインキッチンの新しい選び方」(学芸出版社)。
ASKO(アスコ)の日本での取扱先
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