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Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
●平田タイルのいま
平田タイルは創業100年のタイル会社。1919年に京都で「平田陶器店」として創業。タイルや陶板、洗面ボウルなど、水回り空間のための商品を扱ってきました。1970年の大阪万博では「太陽の塔」の背面の黒い太陽の施工を、平田タイル工事部が請け負ったほどの実績があります。職人の育成にも力を入れ、収まりなど施工面の技術でも信頼があります。
さらに現在は、企画製造の商社として、世界を飛び回って輸入のデザインタイルをセレクトしたり、オリジナルタイルの開発に力を入れ、「暮らしで愛せるプレミアムタイル」のブランドとして、リアルキッチン&インテリア読者の間でも信頼が篤いブランドに育ちつつあります。
平田常務は「タイルは正確には微妙な個体差の出る材料で、ワンマテリアルで色柄のバリエーションを変える一般的な工業素材とは、全く性格を異にするものなのです。タイルによっては製造に時間がかかり、量や納期などは最新の工業素材にかなわない時があります。それでもあえてタイルにこだわり続けるのは、この世界に一つしかない味わいを届けたいからです。」と声に熱を込めます。今後はメイド・イン・ジャパンのタイルも発信していきたいという夢もあります。