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Kitchen & JAZZ 02

キッチンで聞くJAZZ[2]
2018.04.30 キッチン&ジャズ担当 KOBA

●特別企画「キッチン&ジャズ」

連休はいかがお過ごしですか?このゴールデンウィークはキッチンや美味しい食のシーンに似合う音楽を紹介する、ちょっと変わったコラムをお届けします。実はリアルキッチン&インテリアの担当KOBA氏はジャズムックをヒットさせた音楽に強い男性編集者。食や音楽にもちょっとうるさい同氏によるクセのあるコラムをお楽しみください!

●ジャズが空間を変える

JAZZには不思議な魔力がある。スポーツ新聞が散逸し、マンガ雑誌が山積みになっているラーメン店でもBGMがJAZZだと、なぜか洗練された空間に一変してしまう。そんなわけでRealKitchen空間とJAZZは、超絶親和性が高い。

では何を聴くか!? となるとこれはかなり迷う。実は、マイルス・デイヴィスもジョン・コルトレーンもビル・エヴァンスも非常に高度な音楽性を伴った楽曲ばかりで、BGMとして聴き流すのはもったいないのだ。ワインに喩えるなら「Montrachet Comtes Lafon」のビンテージ物をデイリーでガブ飲みしているような愚行と言える。やっぱりマイルスやコルトレーンは四谷の伝説的ジャズ喫茶『い~ぐる』で、ガゲナウのシステムキッチンに匹敵する価格のJBLスピーカーに対峙し、私語厳禁で聴くのが正調だ。

そんなわけで、結構有りがちなのだけど『BALLADS/JOHN COLTRANE』に帰結する。延々と続くインプロビゼーションで難解、孤高、前衛の代名詞的コルトレーンが、唯一残したジャズバラードアルバム。リリカルで、情感豊かで官能的なテナー・サックスのバラード集。驚くことに発売から50年以上が経った今も全く色褪せることがない。「ガゲナウ」や「JBL」、「Montrachet Comtes Lafon」同様、本物は時代と共に輝きを増す!!

 

JAZZ VOCAL COLLECTION(小学館)

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