・キッチンとバスは右脳と左脳のバランスで
そして今年はキッチン、バスの見本市が併催されます。いつもお伝えしていることではありますが、「右脳(感情をゆさぶるもの)と左脳(人間を支えるテクノロジー)のバランス」を注目して視察したいエリア。
■エウロクチーナ
キッチンおよび大型家電を軸に170社が出展。キッチンと家電(FTK)が半々の割合のよう。テクノロジー、サステナビリティ、スマートシステム、AI、バイオフィリックデザイン、ユーザー体験のパーソナライゼーションが交差する領域が提示されます。
以上はミラノサローネ事務局が掲げるのキーワードですが、キッチンに限らずリビングや寝室、ランドリーの家具と新発想のビルトイン家電が一体になる。テクノロジーを横糸にキッチンがよりテクニカルなマルチファチャーになる可能性を示唆しています。色柄形を見るのだけではなく、キッチンの中に込められた「新・生活動線」を発見してください。

・キッチンの方向性
AI・スマート化・サステナビリティ
ビルトイン化・一体化
パーソナライズされた体験
■FTK – Technology For the Kitchen
FTKは日本には全く存在しない新しいビルトイン家電が立ち並びます。試食コーナーもたくさんありますが、「美味しかった」「綺麗でした」の感想で終わらず、家事空間の未来を見据えての視察をお勧めします。ミーレ、アスコ、スメッグなど日本市場で買えるブランドも出展します。

その料理にはきちんと未来の料理にのテクノロジーが意味あって使われ、「料」されたものです。「クッキングイベント、美味しかったです」の感想を聞くと、わざわざミラノまで行って世界の最新ビルトイン家電から、学んだことはなんだったのか、自問自答してみましょう。
私は前回2024年ののミラノのミーレのブースのデモでは一見、生ごみになってしまいそうな食材までをミーレのオーブンの技術で料理に変えてしまう、「アルプス料理」というものを食べました(自然の中で自分たちの暮らす範囲の農場で得られたものを食べ切るという考え方)。それはきちんとデモの意味を見てわかったことです。それは食のサステナブルな食の未来」を見据えたものでした。

■サローネ国際バスルーム見本市
ホームスパ化が進む空間として、ウェルビーイング、効率性、衛生性、耐久性によって再定義されるコンテンポラリーな快適性を提示。この進化の中心には、時間の経過に伴う行為やニーズの変化に対応する「ロンジェヴィティ(長寿命設計)」の概念があります。

・バスルームの方向性
「ホームスパ化」
ウェルビーイング・衛生・耐久性
高齢化対応(バリアフリー設計)
スマート設備(センサー・遠隔管理)

以上の分析キーワードはサローネの広報事務局から発表されたものですが、どんな製品が具体的にどうなのかは私も会場、そして市街で見てきたいと思います。
取材・文=本間美紀
Text=Miki Homma / Jounalist
第64回サローネミラノサローネ国際家具見本市
2026年4月21日〜26日
ミラノ・ロー国際見本市会場で開催
会場規模は約169,000㎡に及び、
約1,900社以上(32カ国)が参加する世界最大級のデザインイベント
ミラノサローネ国際家具見本市 公式サイト
https://www.milanosalone.com