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Palazzo Molteni Tokyo
ここは邸宅、パラッツォ・モルテーニ東京
【本間美紀のコラム/2025/6月12日】
ちょっとびっくりしている。2025年はいつもと違う。
インテリア、キッチン関連のオープン、イベントが多すぎる。ミラノの前、ミラノの後のオープンイベントラッシュ。さらにオルガテック(パブリック家具の見本市)、デンマークの「3days og the design」、東京にいればインテリアライフスタイル展もある。私もだけど、インテリアブランドの会社の人も、ほんと、忙しい。こんなに続いて皆様大丈夫?!と思わずまわりに聞きたくなる。
コラムの準備と行動が噛み合わないまま、あっという間に6月で、来週からデンマークに飛ぶ。そんな中、ミラノパオラ・レンティでの時間を書こうと準備していた自分を見つけた(写真とか書きかけのテキストがあった!)。
場所はミラノ中心地から地下鉄で15分ほど行くパオラ・レンティ・ミラノ。古い倉庫か工場をリノベーションした建物は、前回はホテル風でキッチンまであったのに、今回はまったく様変わりしていた。
アップサイクルマテリアルの使い方が上手。デザイナーでありブランド名でもあるパオラ・レンティさんはマテリアルや色彩の使い方に天才的な能力を持っていて、すでに20年近く見続けているけど、毎年驚いてしまう。尽きない情熱、枯れない才能をもっている。タイルやガラスの工房からでるカケラや廃材をこんなテーブルにしてしまう。