読むこと、書くこと、手を動かすこと

手書きについて、あるデザイナーさんと話す機会があった。彼女は仕事の合間に大学院のデザイン系の社会人講座を受けているそうで、AIを使ったり文字だけのノートより手書き推奨、授業によっては課題はすべて手描きで提出することになっていると教えてくれた（それぐらい手書きって特殊なことになっている時代？）。

私は絵を描くわけでもなし、たいしたメモを取るわけではないけれど、時々手を動かしてなにか書き散らしたいという衝動に駆られることがある。このコラムを更新していない１ヶ月半の間、何度も言葉を書き散らしたかったけど、うまくタイミングが取れなかった。そうやって手の中からこぼれていくものがあることも知っている。

本当の一流のプロは決してそういったものを、取りこぼしたりしないのだろう。