旅した旅した2023年

［フランス］
ガゲナウのパリショールームができたということでオープニングに招かれ、フランクフルトからTGVで３時間、東京ー新大阪間の感覚で訪ねてみたパリ。気になっていたのは燃えてしまったノートルダム聖堂。

復興が進み、そして感動したのはそれを伝えるグラフィック＆テキストのコミュニケーション。今らしく、そして洒落れていて、景色を壊さない。

漫画が好きなお国柄だけど、こんなふうになるとは！思わず読みたくなる。そんな情動を起こす感じが好き。

とは言えパリは、旅行者も移住者も多く、日本食や日本文化の人気もすごい！街は「BENTO」の看板だらけ。パリはすっかりニューヨークみたいな多国籍な都市。

［イタリア］
ミラノも同じようにイタリアの中では異色なほど、国際的で進化した都市。イタリアといってもミラノしか行ってないと、イタリアとは言えないかもしれない。

もちろんミラノでもイタリアらしい人間くささも見るのだけれど、きっとイタリアの地方にいけば、違うイタリアに出会えるのだと思う。

ミラノサローネ期間中はレオナルド・ダ・ヴィンチ国立科学博物館を舞台にした、サローネ主催の照明イベントが印象的。ただ空間をひたすら感じる。美味しいワインだけは無限に、ざぶざぶと出てきた。

いずれにせよ、この時代、海外からの訪問者にはこのようなウェルカムシティはもう不可欠な都市であり、ホテルも銀行も外食産業も世界的なチェーン店が東京と同じサービスを提供してくれる。
出張旅行では時々、そのようなサービスも必要だと感じる。予定に追われているし、無用なトラブルも避けたい。残念だけど、これが個人的な、叙情的な旅と違うところ。