デザイナート トーキョーのインフォメーションセンターがある「ワールド 北青山ビル」を出発し、インテリアショップが密集する外苑エリアを巡ります。
このエリアを巡る際の休憩ポイントとして断然おすすめなのが、「ワールド北青山ビル」から徒歩3分くらいのところにある「ののあおやま」。青山の中心地とは思えないほどのんびりした広場と森があります。
「ののあおやま」は、老朽化した都営住宅を再開発した賃貸住宅、老人ホーム、保育園、ショップ、レストランなどが入居する高層の建物とデッキテラス、そして小川が流れる“森”がある、新たな東京の財産とも呼べるスペース。
デッキテラスに置かれたベンチやテーブル&チェアはテイクアウェイのお弁当やサンドイッチを食べたり、コーヒーを飲んだりしてひと休みするのにうってつけです。テラス席のあるレストランやカフェもあります。
ここ「ののあおやま」にショップを構えるのが、国産家具ブランド「Ritzwell(リッツウェル)」。今年のミラノ・サローネで披露された30周年記念限定モデルが展示されています。通常モデルはパイピングで仕上げる縫合部に、独特のクロスステッチがほどこされているのが特徴です。
「リッツウェル」は、木や革などの自然素材を使い、職人の手仕事によって家具を製作するMade in Japanブランド。主な製作は福岡県の糸島にある「糸島シーサイドファクトリー」で行われますが、職人さんが交代でショップ&アトリエに滞在し、実際に家具を製作。その様子を見学することができます。距離が近いので、かなりの見応え。質問にも気軽に答えてくれます。
「ののあおやま」から徒歩圏内の外苑前エリアは、インテリアショップ密集地帯。ぶらぶらと散歩しているだけで、「デザイナート トーキョー」のサインが目に入ります。国産家具ブランドの「AREA(エリア)」の入口にも、展示のポスターとサインが置かれています。
「エリア」で開催されていたのは、創立から20年の間に生み出された椅子をすべて並べた展示「AREAの椅子展〜椅子からひも解く20年の歩み〜」。家具の5大産地といわれる府中(広島県)、大川(福岡県)、飛騨高山(岐阜県)、静岡(静岡県)、旭川(北海道)の老舗工房の手によって作り上げられています。海外展開に向けてデザインされた最新作も初披露。抽選で豪華プレゼントが当たる椅子の人気投票も行っています。併せて、特別価格での販売もあるそう。