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Two Minds, One Home
この家は二人のチャレンジ
●さまざまなサステナブルのアイデア
インフォメーションセンター会場内には、9のデザイナー、団体による作品が展示されています。
まず、会場構成を担当した、今後注目のデザイナー、板坂 諭(いたさかさとし)氏は、自身がデザインを提供しているエルメスの「Petit h(プティ・アッシュ)」の作品を出展。

「Petit h」は、エルメスの工房で使われなくなった素材からデザイナーがインスピレーションを得て、異なるメチエ(部門)の職人技を融合して作品が生み出されるサステナブルなプロジェクトです。

また海外からは国家戦略としてデザインをとらえる「台湾デザイン研究院」から、7組のデザイナーの作品が出展されています。

「台湾デザイン研究院」は、2020年に台湾政府が設立した、国家級のデザインシンクタンク。「台湾は社会的イノベーションを実現するための重要なファクターとしてデザインを捉えています」(同院広報サイさん)

デザインの力で省庁のリソースを統合し、ガバナンスや国家戦略に活用することを目標にしているとのこと。台湾、進んでいますね!
こちらの複雑な模様のチェアとテーブルは、実験的なアプローチを得意とするデザイナー狩野佑真氏による「Forest Bank」。

価値の低い小径木をはじめ、枝葉、樹皮、実などとその森の土を、反応性ミネラルベースと水性アクリル樹脂とで混ぜ合わせて製作されています。「本来の樹木の木目同様、削り出すまでどんな模様が出てくるかがわからない面白さがある」と狩野氏。