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Special Issue
KALDEWEI Bathtub

浴槽にもブランドがある─カルデバイ

2017.04.13 キッチンジャーナリスト 本間美紀

女性デザイナーによる洗面ボウルや新色も展開

さて今回はカルデバイで女性デザイナー・アンケ・サロモンさんによる新作の洗面ボウルが発表されていましたが、これがとても日本人好みなので、紹介しますね。日本でもすでに発売を検討中です(価格は未定)。

新作の「MIENA」はごく薄いふちの洗面ボウルです。インテリアと洗面所がつながる時代に、風景に溶け込む薄くてシンプルなフォルムです。「ココシャネルのリトル・ブラック・ドレスのように場所を選ばないニュートラルなあり方を考えていました」(サロモンさん)

サロモンさんは分割されていた東ベルリンで生まれました。「小さい頃から陶土をこねて彫刻や花器を作るのが好きでした。それからプロダクトデザインを志ました。スウェーデンに住んだこともあり、かなり北の街に住みましたよ。その時にノルディックデザインに影響を受けたんです」その後サロモンさんはドイツでも有数のデザイン会社フェニックスデザインに入りました。ハンスグローエなどもクライアントで、バスルームのデザインを身近に感じる職場でした。

「フェニックスデザインでのクライアントがカルデバイでした。その頃から浴槽のデザインに馴染んでいて、独立してからお仕事の声がかかって大変嬉しかったですね。今回はグレー、ホワイト、北欧の景色のような繊細な色も展開しています」

カルデバイの魅力は?とサロモンさんに聞くと、「ホーローなので、美しく傷つきにくく高級感があるのに、リーズナブルなプライスから用意されている点。バスルームが狭かったり逆にゆったりと広かったり、空間の状況に応じて様々な選択肢があるというのもいいですね。私は自宅にフリースタンディングバスを置きたかったけど、空間が足りなかったんですけどね(笑)」

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