
シャワーより肩まで浸かっての入浴が愛される日本。ドイツブランドの浴槽で一風呂浴びる、なんてどうなのでしょう。日本の浴槽とどう違うのでしょうか?
カルデバイを日本で輸入販売する「Tform」の石村元裕さんは「洋バスならではの良さは、体を伸ばし、背もたれに体を預け、寝そべるという姿勢の心地よさがポイントです。お勧めのサイズは1700×750または800㎜か、その一回り大きい1800×800㎜です」と説明します。
「さらにデザイン面も魅力です。カルデバイは、シンプルでありながら洗練されたデザインを数多く展開しています。ホーローならではの滑らかで美しいフォルムを日本の浴室にもぜひ取り入れていただきたい」と石村さん。
そんな石村さんに、日本で人気のカルデバイモデルを解説付きで教えてもらいました。
CENTRO DUO (チェントロ・デュオ)W1700×D750×H460
「クラシック デュオというカルデバイの代名詞とも言えるアイコニックモデルがあります。イタリアのデザイナー、ソットサス・アソシエイツによるデザインで、これをソットサスが再度モダンにアレンジしたモデルです。クラシック デュオとともに高級ホテルの定番です」
Ellipso duo oval(エリプソデュオ オーバル) W1900×D1000×H440
Saniform Plus Japan model(サニフォルム プラス ジャパンモデル) W1600×D750×H470
「個人的には入り心地がベストと感じているモデルです。特にもたれ心地が秀逸です。本来、ゆったりとしたバスタブというのはこのサイズくらいでしょというところでもあります。洋バスならではのもたれ心地とゆったりしたサイズ感を存分に味わえますし、お子さんや小柄な方は長手を背にして入ってもらえば、大きすぎて不安という感じもおきません。これもソットサスによるデザインです」
日本のデザインホテルで多く採用されているモデルが、この「サニフォルムプラス ジャパンモデル」です。河口湖を望む「星のや 富士」、海辺の倉庫をリノベーションしたサイクリスト向けのデザインホテル「ONOMICHI U2(オノミチU2)」、富士山と三保の松原を臨む絶景ホテル「日本平ホテル」などなど、知る人ぞ知る個性あるホテルなどで愛用されているのがカルデバイなのです。