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Two Minds, One Home
この家は二人のチャレンジ
土地は斜面地で、見る方向によって風景が大きく変わります。見せたくない部分と、開きたい景色を意識しながら、かつひろさんは視線が抜ける位置関係を丁寧に設計しました。

キッチンの動線は、二人が帰宅してからの流れに沿ってつくられています。玄関を入るとまずキッチンとダイニングが出迎え、その奥を抜けて手洗い・トイレ・クローゼットへと続きます。着替えを済ませ、一日の終わりを迎えた後は、再びキッチンに立ち、二人でお酒を楽しみながら軽い食事をつくるのが日常です。

ダイニングにはカンディハウスの直径1000ミリと小ぶりなラウンドテーブル「マム」とカール・ハンセン&サンの「Yチェア」を配置。家の構成が直線的でミニマルな分、丸みのある家具を取り入れて、空間に温かみとリズムを与えています。

この家は海が近い緑が多い街に建ちます。地元の新鮮な野菜の美味しさに気づき、野菜中心の食生活に。二人でキッチンに立つことが多く、料理上手なご主人と並んで調理を楽しむ時間が増えたそうです。

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