1

Serene Space, Delicate Details
静けさの中にさりげなく自分らしさを
●ミラノに’THE RESTAURANT’が出現
「素材からキッチンを選ぶ」ーそんな時代が確かに始まっている。今回のミラノ・ユーロクチーナ取材で強く感じたことですが、それを確信に導いてくれたのがこのイベントでしょう。今年のミラノではクオーツストーンの世界的なブランド「シーザーストーン」が特別なレストランを開いたのです。会場はミラノ市内の教会ロトンダ・デラ・ベッサーナ。
今回、シーザーストーンが選んだパートナーは英国のデザイナー、トム・ディクソン。会場は「錬金術」を共通テーマにして、4つのエリアに分かれています。アース、エアー、ファイア、ウォーターの4テーマに、シーザーストーンの豊富な色の中からディクソン氏がセレクト。
この色と柄を17世紀に建てられた教会の美しい建築のなかでどう素材が響きあうかを考えて、食の体験ができるエクストリメンタルキッチンが生まれたのです。そして見た目だけではなく、食の体験がシーザーストーンの機能と結びついているのが、すごいのです。
そのコンセプトと食の体験と結びつけたのが、ミラノで今いちばんホットなフードユニット、「アラベスキ・デ・ラッテ」です。食とデザインを結びつけたイベントがミラノでは大流行。その先駆けが彼女たちなんです。
ところで「シーザーストーン」ってなんなのでしょう?